高知競馬所属 塚本雄大 死去

高知競馬所属 塚本雄大 死去

高知競馬の目迫大輔厩舎に所属をしている塚本雄大騎手が2024年3月24日に死去したことが発表された。

塚本雄大は同日の第10Rレースにてコスモシーウルフ号に騎乗をしており3コーナーにて馬が前のめりになった際に落馬。レース直後に救急車にて近くの病院へ搬送をされ治療が行われるもそのまま意識が戻ることはなかった。

塚本雄大について

経歴

画像 楽天競馬

静岡県出身の塚本雄大は中学校を卒業後に地方競馬教養センターの94期生として入学。同期には岡村健司（船橋競馬 フリー）、保園翔也（浦和競馬 フリー）などがいる。

養成所時代には顔面を骨折する大怪我を負い全身麻酔の大手術を経験するも大事には至らず2016年4月に高知競馬場にてデビュー。

2020年に自己最多の47勝を挙げ地方競馬通算100勝を記録。同年に行われたヤングジョッキーシリーズではファイナルラウンドへ進出し準優勝に輝いて飛躍のきっかけを掴み、その後も3年連続で60勝以上（61勝、62勝、67勝）を挙げ今年も13勝を挙げていた。

ファイナル男と呼ばれ

塚本雄大がファンから注目されるきっかけとなったのが高知競馬場の名物である「一発逆転ファイナルレース」での活躍。

直近に好走歴が無い馬によるこのレースは地方競馬場のレースとしては珍しい高配当が飛び交う難解なレースとして有名なのだが塚本は人気を問わず騎乗した馬で勝利、好走を連発する姿から「ファイナル男」、「最終の塚本」と呼ばれるようになった。

塚本雄大自身はファイナルレースで好走をする理由を以前に記者から問われ「自厩舎で攻め馬をつける場合はこれまでより強めに乗って調教内容に変化を付けたりしますね。厩務員さんと協力して厩舎一丸でレースを迎えています」とその理由を答えている。

このような努力と工夫の積み重ねもあって他厩舎からも「ファイナルの塚本だから」という理由で騎乗依頼が増えていきファイナルレースはもちろん通常のレースの馬質良化と成績向上へ繋げていった。

「一発逆転」のファイナルレースが行われます

今週からの最終レースは「一発逆転」ファイナルレース（記者選抜）となります。先々週、先週と多くのお問い合わせをいただいておりました。お待たせしました。まずは選定会議の一コマを。１０月９日の編成会議。今週は中島高級競馬號の川島民博記者、福ちゃん

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騎手一族

塚本雄大には兄が1人、弟が3人いるのだが一番下の弟以外全員が地方競馬場にて騎手を務めている。

一番下の弟に関しても現在騎手を目指して勉強をしており4男の塚本征吾は2021年のデビュー時に「いつかは全員でレースをしてみたい」という目標を掲げていた。

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長男

甲賀弘隆（金沢競馬 黒木豊厩舎所属）

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3男

塚本涼人（岩手競馬 酒井仁厩舎所属）

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4男

塚本征吾（名古屋競馬 櫻井今朝利厩舎所属）

補足

長男の甲賀は2019年に塚本家の親戚を継ぐことを理由に養子に入ったことで名字が変更となった。

成績

地方・中央競馬通算
4663戦 318勝

生涯獲得賞金
3,982,430,000円

初騎乗

初勝利

騎乗変更情報

3月26日（火）

3月27日（水）

乗り替わり理由は「事故」となっている。

その他

3月26日（火）に開催される「第27回 黒船賞」に連動しての「ヨルノヲケイバ」の高知競馬場の現地からのYouTube配信の中止が発表された。

岩手競馬の塚本涼人は3月25日（月）のレースを「家事都合」を理由に騎乗変更をしている。

まとめ

塚本雄大の突然の出来事に関して普段から高知競馬の馬券を買う私としても「噓だろ・・・」と思う出来事でした。

公営競技の選手というのは常に事故、怪我、そして死と隣り合わせの危険な競技であるということをこのような事故がある度に毎回思い知らされますが25歳と若くまだまだ活躍が期待された中での訃報というのは悲しきことであり関係者やご家族の方のお気持ちを考えると悲しい限りです。

ご冥福をお祈りいたします。

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