G2 第10回レディースチャレンジカップ 展望

G2 第10回レディースチャレンジカップ 展望

クイーンズクライマックスへ向けてのステップレースである「G2 第10回レディースチャレンジカップ」がボートレース三国で11月21日より開幕。

今年は賞金ランキング上位選手が相次いで不参加となってしまったことは残念ですがベテラン、中堅、若手の女子レーサー達が年末に行われるクイーンズクライマックスへ向けて、そして女子選手にとってはG2ながらも数少ないグレードレース制覇へ向けて6日間大会を盛り上げていきます。

チャレンジカップと同時開催になるこちらの女子戦も徹底展望していきますのでよろしくお願いします。

チャレンジカップの展望はこちら

SG 第26回チャレンジカップ 展望

お知らせ

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大会 概要

開催日:11/21(火)〜 11/26(日)
開催地:ボートレース三国
グレード:G2
優勝賞金:400万円

 

今節 注目選手

清埜 翔子(4738)

支部 勝率 ST
埼玉 6.40 0.15

前期はA1級の勝率ボーダー(6.16)をすんなりと超え1月よりA1級への昇格が決定した清埜。

苦労に苦労を重ねて着実に成長を続けた中堅レーサーだが今の勢いであればクイーンズクライマックスへの出場まで駒を進める大波乱を演じてもおかしくない今年一番成長をした女子レーサーです。

埼玉支部育ちの選手らしく3コースからの捲りを得意としているが最近はそれだけでなく逃げ、差し、捲り差しなど自在な戦い方を身につけ時には思い切りのあるスタートからの飛び出しを決める失敗を恐れない走りで自らの未来を切り開きます。

長嶋 万記(4190)

支部 勝率 ST
静岡 6.99 0.14

今年6度の優勝、G2レディースオールスター優勝で初のグレードレース制覇を達成した長嶋。

40歳を超えた今でもその能力は衰えるどころか今なお成長を続け初の賞金女王へ向けてこの大会での賞金加算がほしいところです。

ボートレース三国は過去に4度の優勝を誇る相性の良い水面でもあり今年2つ目のG2タイトル獲得へ視界は良好。

 

守屋 美穂(4482)注目!

支部 勝率 ST
岡山 7.36 0.15

賞金上位勢の多くがフライングや家事都合で今大会の出場を見合わせているだけに長年女子ボート戦線を引っ張る人気No1レーサーである守屋は格の違いを見せたい大会。

守屋といえば2コースの差しを得意とするレーサーでセンター枠から握るレースを得意、好きと公言する選手とは一味違った魅力も兼ね備え男子レーサー相手にもこの技は確かに通用しています。

三国はこれまで優勝実績がなく斡旋自体も少ない点は気がかりですが差し、捲り差し水面で持ち味をフルに発揮しデビュー以来4つめのG2タイトルを狙います。

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ドリーム戦予想

初日(11/21)11R ドリーム戦

枠番 名前 支部
1 遠藤  エミ 滋 賀
2 守屋  美穂 岡 山
3 長嶋  万記 静 岡
4 平山  智加 香 川
5 浜田 亜理沙 埼 玉
6 川野  芽唯 福 岡

 

コメント


直近の大会でも三国で優勝を飾っている①遠藤が絶好枠で登場。外枠では物足りなさが気になるモーターではあるが逆にイン戦では使用者が磯部が使用して優勝後は続いているのですんなり逃げ切りが濃厚。

②守屋は得意の2コースからの小回り差しでこれに勝負を挑んだとしても直線勝負では舟足劣勢。

④平山がカドから仕掛けていけるような感じもせず外の3人は不利な枠からどこまで上位着を奪えるか?

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初日予想

優勝戦予想

最終日(11/26)11R 優勝戦

枠番 名前 支部
1 守屋  美穂 岡 山
2 三浦  永理 静 岡
3 長嶋  万記 静 岡
4 遠藤  エミ 滋 賀
5 藤原  菜希 東 京
6 西橋  奈未 福 井

 

コメント

大外に地元の⑥西橋が入ったが昨年の鎌倉のような前付けに出る可能性は限りなく0に等しいため枠なり濃厚。


初日から一人抜けた内容で予選を走り抜けた①守屋が絶好枠を獲得し逃げ切りでの優勝を狙う。

カドに構える④遠藤はこの大会との相性は良いとはいえ既にクイーンズクライマックスの選出1位は確定しているので差しの形での上位進出を狙う。

 

静岡支部の同期、師匠服部 幸男の同門コンビである②三浦、③長嶋は差し、捲り差しで①守屋に迫る。

⑤藤原はギリギリのスタートで外から飛び出しての一撃狙いも壁は厚くこうなると⑥西橋も展開が生まれにくい。

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最終日予想

 

注目モーター

ボートレース三国は2023年2月から約8か月間に渡ってモーターが使用されています。

SGチャレンジカップに数字の良いモーターが渡るため基本的には低調モーターがメインとなる。

どのモーターがレディース戦に回ってくるかは当日の抽選にならないとわからない点も他の大会と大きく異なる特徴です。

35号機(評価:B+

2連対率 優勝回数 使用者
31.5% 1 長嶋 万記

9月のG1では使用されていないモーターですが10月の一般戦で中辻 博訓が節間中に7勝を挙げて優勝をした際のモーター。

低調モーターばかりの節間の中ではこのモーターがやや抜けています。

前節では132期の佃 來紀が節間中に2度の舟券絡みに貢献。

33号機(評価:B

2連対率 優勝回数 使用者
32.1% 0 堀之内 紀代子

11月のヴィーナスシリーズにて實森 美祐が優勝戦に進出。

ターンマークのスムーズさとかかり具合が良く何より女子レーサーが使用して実績のあるモーターが女子戦に流れたという点が大きなポイントです。

使用する堀之内はプロペラをもう一枚割ると内規違反により1ヶ月間の出場停止処分となることから勢い充分だった昨年とは対照的な状況でプロペラ整備が冴えない点だけが懸念点。

48号機(評価:X

2連対率 優勝回数 使用者
31.3% 1 遠藤 エミ

9月のG1で磯部 誠が優勝した際のモーターで磯部自身は満足する内容もその後の使用者は凡走中。

元を辿っても磯部以外に優勝どころか優出者も不在ということで数字はそこまで目立っていません(それでもレディースのほうに回ってきたのは意外であったが)

プロペラ巧者で優勝候補の遠藤の手に渡ったことで再び気配復活か?はたまたこれまでの凡走機継続か?非常に評価が難しいですが注目機として最後に取り上げておきます。

その他

大ベテランレーサー日高 逸子が6.65秒で前検一番時計を記録し続いて遠藤 エミ、堀之内 紀代子が続いた。

堀之内の時計が抜けていないということは前検ではチルトには触れず前節で使用したまま乗ったということが推測される。

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まとめ

準優勝戦がなく5日間の予選争いで得点率トップ6が優勝戦に進出という変則ルールに加え格下相手の楽な戦いも一切存在しない通常の女子戦よりもタフネスな戦い。

今大会終了段階での賞金ベスト12位に出場資格が与えられるPG1クイーンズクライマックス出場へ向け勝負賭けの選手たちは燃える走りでレースに多くの波乱とスパイスを与える・・そんな走りを今から期待したいです。

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