第69回 SG ボートレースメモリアル 展望

第69回 SG ボートレースメモリアル 展望

新たなスターの誕生か?意地を見せるか常連勢?

8月22日(火)よりボートレース福岡にて「第69回 ボートレースメモリアル」が開幕します。

昨年から続く初SG制覇の流れが今年は更に進化し磯部 誠、羽野 直也といよいよ平成生まれのSG王者が相次いで誕生。

ボートレースメモリアルは支部を代表するエースレーサーが中心で斡旋されるだけに常連勢が有利に見える大会ですが昨年も色々あれど初SG制覇となった片岡 雅裕の優勝で幕を閉じました。

今年も初のSG制覇を狙う選手が多数斡旋されており注目の6日間となりそうです。

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大会 概要

開催日:08/22(火)〜 08/27(日)
開催地:ボートレース福岡
グレード:SG
優勝賞金:4,000万円

 

今節 注目選手

各地のトップレーサーが集まりますがその中でも福岡水面巧者たちを中心に今回はピックアップ。

羽野 直也(4831)

支部 勝率 ST
福岡 8.17 0.12

今年7月にボートレース児島で行われたSG「第28回オーシャンカップ」。優勝戦5コースからの捲り差しで優勝を決め、1600倍超の高配当を演出したのも記憶に新しい羽野 直也選手。

SG初優勝から今度は地元福岡でのSGレース挑戦となります。SG連覇は非常に高い壁ですが、前節の若松一般戦でもオール3連対で優勝を決めて上り調子の気配。

地元でのSG連覇の偉業に期待したいところです。

 

前田 将太(4504)

支部 勝率 ST
福岡 7.30 0.14

地元福岡支部で福岡水面を得意とし、難水面に特に強いのが前田 将太選手です。

今大会のボートレース福岡は、2021年に行われた「福岡チャンピオンカップ」でG1初制覇を成し遂げた思い出の水面で8/16まで行われた一般戦「お盆特選レース」からボートレース福岡で2節連続出場となることも良い結果をもたらす可能性があります。

当地1着率35%・3連対率72%の実力が、プレミアムレースGRANDE5・SGでどこまで通用するのか注目です。

 

桐生 順平(4444)注目!

支部 勝率 ST
埼玉 7.66 0.14

全ての出場レースがSG3節を含むG2以上という桐生 順平選手。その過酷な日程をこなす実力と体力、メンタルの強さは素晴らしいものがあります。

そして、10月に予定されているSG「ボートレースダービー」まで、さらにG1・SGが連続するという超ハードな日程が続きます。

こんなにハードスケジュールの中でいろいろと心配になる面もありますが、2023年は心身ともにグレードレース慣れしているとも言えます。今年に入って2度の優勝がありますが、その2度ともG1レースということからもその傾向が表れています。

直近2節では優出を果たしており、調子は上向きで疲れは見えない様子でしたが直前の戸田のお盆開催をまさかの直前に辞退とこの点は少し心配な部分。

しかし今年3度目の優勝をSGで決めてもらい大本命に揺るぎは無く今節も抜群の立ち回りで節間を盛り上げて欲しいところ。

 

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ドリーム戦予想

初日(08/22)12R ドリーム戦

枠番 名前 支部
1 馬場  貴也 滋 賀
2 深谷  知博 静 岡
3 片岡  雅裕 香 川
4 椎名     豊 群 馬
5 羽野  直也 福 岡
6 石野  貴之 大 阪

 

コメント

③片岡が捲りを狙うタイプではないため先マイを狙う①馬場へ②深谷が差しでどこまで迫れるか?

ダッシュのスタートの距離が短い水面ゆえにスタートで並んだ場合はまずカド捲りが決まらないため④椎名、⑤羽野、⑥石野は頭どころか2列目すら狙うのが酷となりそうな雰囲気。

雑なレースをする選手がいないがゆえに順当決着が濃厚。

 

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優勝戦予想

最終日(08/27)12R 優勝戦

枠番 名前 支部
1 馬場  貴也 滋 賀
2 桑原   悠 長 崎
3 宮地  元輝 福 岡
4 重成  一人 香 川
5 原田  幸哉 長 崎
6 深谷  知博 静 岡

 

コメント

前日の準優勝戦は差し、捲り差しが連発しこれまで堅いレースが続いた福岡の水面傾向を裏切るような小波乱が目立ったが枠なりの3対3が濃厚のこのレースは大きな波乱は無さそう。

①馬場がイン先マイを決めようというところへ②桑原はエースモーターで絶品の差しを打ち込み③宮地は大好きな福岡の水面で捲り差し狙いが基本も絶好のこのチャンスで思い切った捲りの手に出る可能性も。

予選トップ通過の④重成は起こしがあまり良くないが直線の伸び足が良い37号機で開いたスペースに狙いを定める。②桑原、③宮地が思い切った攻めに出たときにはグランドチャンピオンで大荒れしたときのような形で上位着で一考の余地はあり。

 

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最終日予想

 

注目モーター

ボートレース福岡は2月末の節間から現在のモーターの使用がスタートし約半年間が経過。

注目機、中堅機、低調機の相場もだいぶハッキリしてきました。

48号機(評価:S

2連対率 優勝回数 使用者
50.5% 2 大池 佑来

どのモーター評価サイトでも今回真っ先に取り上げるのはこの48号機になっても仕方ないほどの当地屈指のパワーモーター。

使用した選手たちが「節イチクラス」と評価をするモーターでタイプを問わず使いこなせる欠点が無い上に高い基準をキープしているのが最大の強みです。

このモーターを獲得した選手は良くも悪くも過剰評価された舟券の売れ方をするので穴を狙うなら逆らってみるのも面白いかもしれません。

37号機(評価:A

2連対率 優勝回数 使用者
49.4% 0 重成 一人

5月の一般戦で最近イン屋に転向した池田 奈津美が「立ち上がり、スリット付近が良い」と絶賛したモーターで直前の7月末にはミスター福岡の篠崎 仁志が優勝戦に進出した。

モーターについてはいつも渋い顔し誰よりもボートレース福岡を知る篠崎が絶賛する足というの点が何よりも推せるポイント。

A評価にはとどめましたが直近の状態だけならS評価の48号機とそこまで遜色はありません。

61号機(評価:A

2連対率 優勝回数 使用者
48.9% 2 桑原 悠

6月に行われた公営レーシングプレス杯にて石丸 海渡が優勝した際のモーターで満足に仕上げたと高く評価した。

石丸が使う一個前の節間でB2級の田山 和広が初日にギアケースを交換してからそれまでと気配が一変(ちなみに勝率3点台がやっとの田山はこの節間2勝して最終日には繰り上げという形ですが選抜戦にも出場)

この高い数字よりも更にポテンシャルを秘めている可能性もあるだけに要警戒のモーターです。

その他

1番時計を記録したのは意外にも74号機を獲得した松井 繁。2連対率27.1%で直前の節間で激変があったというわけでもないモーターなのでこの数字をどこまで鵜吞みにするべきか難しいですが前検で時計を出す選手ではないのでレース前のコメントが楽しみなところ。

対照的にボートレース福岡の現役最多優勝レーサーである篠崎 仁志が7.06の前検ワーストタイムを記録。使用する15号機は2連率こそ35.9%と中堅クラスと遜色は無いが7月の一般戦で三重支部のSGレーサーである新田 雄史が使用した際にも目立った動きが無く圧倒的格上の存在ながら優勝戦の進出を逃している。

SGのページでこの話をする必要があるのかはわからないが前検一番時計の常連である高田 ひかるは6.92と時計は目立っていない。

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まとめ

SGボートレースクラシックを制覇した土屋 智則、レディースチャンピオンで久しぶりの優勝を飾った遠藤 エミなど今年のビックレースで活躍を見せる男女のトップレーサーたちが勝負を繰り広げる今年のボートレースメモリアル。

昨年のグランプリで痛恨のフライング失格のペナルティが解除された昨年の賞金ランカーである山口 剛、丸野 一樹の両者もこのSGより戦線に復帰。そして秋のSGボートレースダービーでは峰 竜太、新田 雄史の両者も復帰も決まっておりSG戦線がますます盛り上がること間違いなしの予感(白井 英冶は残念ながら再度のF休み突入)

ベテラン、中堅、若手による熱きバトルにここから目が離せない日々が続いていきそうです。

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