「競艇展望・常滑」第69回 SGボートレースダービー  - ドリーム戦 事前展望

1日目（10/25）12R ドリーム 出場選手

①毒島 誠（群馬）
②池田 浩二（愛知）
③桐生 順平（埼玉）
④山口 剛（広島）
⑤田口 節子（岡山）
⑥磯部 誠（愛知）

コメント

毒島の34号機は同じ群馬支部を代表するA1レーサーである土屋がトコタンキングを優勝した際のモーター。

しかも隣に水面のスタート勘も知り尽くしている②池田がいるということでスタートにだけ集中しておけばよほどのことがない限り被される可能性は低い。

そして②池田も当然ながら狙うは差し1択。相変わらずモーター抽選後は不満全開もこの人のコメントはまったくあてにならないのでスムーズな小回りから①毒島を捕らえるかの戦いへと持ちこんでいく。①毒島がスムーズに逃げた場合は着争いの最有力と見て間違いないだろう。

③桐生は最近SGの舞台で良いモーターを引けず苦戦しており今節もそれが継続。これを④山口がカドからどう仕掛けて展開するかが唯一考えられる波乱展開だろう。

⑤田口は申し訳ないが④山口がカドから仕掛けても男子選手の圧力に跳ね返される絵しか見えないため完全軽視。

むしろ②池田同様にスムーズな小回りと内側を突いて行く差しに定評のある⑥磯部は大外枠といえどワンテンポ仕掛けを遅らせて展開を拾うシーンも想定できる。

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「競艇展望・常滑」第69回 SGボートレースダービー - 優勝戦 事前展望

最終日（10/30）12R 優勝戦

①菊地 孝平（静岡）
②馬場 貴也（滋賀）
③田村 隆信（徳島）
④山口 剛（広島）
⑤濱野谷 憲吾（東京）
⑥上平 真二（広島）

 

コメント

さすがに3本目のFをSGの優勝戦で切る訳にはいかない⑥上平がコースを主張するわけがないので3対3で展示も本番も迎えることになる。

①菊地がボートレースメモリアルに続いてまたも1枠で優勝戦に進出。今節も体重をしっかり絞ってスタート勘も冴えまっていることからまったく不安の2文字が見えない。

ボートレースメモリアルではスタート直前に急な向かい風が吹いたことで地元の1号艇でスタートを踏み込めない①菊地の一瞬の判断の甘さがミスを招いたが幸いなことに常滑の水面は連日大人しく明日も絶好のコンディションでのレースが繰り広げられるだろう。

メモリアルのときの平本のときのように②馬場は時計より②菊地を見てスタートすることは無さそうとはいえ①菊地をまさか上から捲るイメージで入るわけは無く1マークでウィーリ気味に差しを狙っていく。

そして意地でも優勝したいのが③田村。実は来月に控えるSGチャレンジカップは地元開催ながら現状誰も出場権利を得る事が出来ておらず地元のエースである③田村はここを優勝して意地でもその権利が欲しいという思いがある。普通に戦っても①菊地、②馬場を倒すことは絶望的なだけに3カド戦という思わぬ奇襲も想定しておきたい。

④山口は3カドに③田村が来た場合は完全に展開待ちになってしまうので意地でも引かせないようにギリギリまで耐えてカドからの一発狙いが優勝の絶対条件で横並びで差しに転じた場合はよくて2着までが限界。③田村が3カドになってそれを捲り差すにしても③田村が仕掛け切れるのかも不透明すぎるメンバー構成な点であるのは言うまでも無い。

⑤濱野谷と⑥上平はいずれも足は良いので道中戦や1マークで乱れたところを上手く拾えるようなら着争いは充分にある。

⑥上平の道中のテクニックはボートレースメモリアルの際に節間キレキレだった池田 浩二を優勝戦で追い詰めたり今節F2本を抱えながらしっかりと戦ったことからも裏付けは充分。48歳にして選手としての絶頂期を迎えているという声もある通り他に攻め入られることのない大外枠だからこその怖さがある。

 

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「競艇展望・常滑」第69回 SGボートレースダービー - 注目モーター

今節使用されるモーターは昨年12月に使用開始したもので10ヶ月半以上経過しました。

4日間シリーズの多い常滑では好素性機がそのまま優出や優勝回数に現れることが多く、素直に上位と見ることができます。

今回は近況気になるモーター2つも含め注目モーターをいくつか挙げたいと思います。

 

60号機（評価：A+）河合 佑樹

優出5回優勝2回のモーターです。

近況では3節前に優出すると前々節では1枠で山崎 裕司選手が優勝。スタートからまくられかける形でしたが1マークでは伸び返し抵抗してバック側へ。

通常ならばセンター勢に差されてもおかしくないのですが、舟の返り方から行き足と加速感は断然。今回は最注目したいモーターです。

 

9号機（評価：A）上平 真二

夏場の4連続優出が光るモーターです。

A1選手の使用がそれほど無かった秋でも選手を問わず着取りは堅実。

9月上旬には関 浩哉選手が一騎打ちと見られた優勝戦を差し抜けて優勝しています。

 

26号機（評価：A）馬場 貴也

近況5節で2回優勝戦の1枠としているモーターです。

8月下旬の北野 輝季選手はシリーズを5連勝締め。

選手によってはスタートの善し悪しがはっきりと分かれ、好調な時は0台も度々見られるスリット付近の足が目立ちます。

 

24号機（評価：A）秋山 直之

優勝こそありませんが、7優出と安定感は上位の部類のモーターです。近況でも3優出と好調ムードがあります。

特に直前のルーキーシリーズではスタートからのパンチ力が目立ち、優勝まであと一歩まで迫りました。

更なる上積みに期待です。

 

8号機（評価：B+）濱野谷 憲吾

2連対率は依然としてトップ、優出は11回とエースモーターとして活躍していたものです。

ただ8月中旬からはそれまでの勢いとは異なり6節続けて優出なし。プロペラ交換もあったようでピーク時の動きにはないようです。

このモーターを復活させることは出来るのでしょうか。

 

6号機（評価：注）守田 俊介

3節前ヴィーナスシリーズで戸敷 晃美選手がデビュー初優勝したモーターです。

その当時の特徴はやはり伸び。3カドから抵抗されながらもかなり外めでねじ伏せるようにまくると迫る内を抑えきりました。

過去の乗り手を考えればもっと成績は残らないといけないかもしれませんが、パンチ力がついたことで注目モーターに入れてみます。