第11回 クイーンズクライマックス/G3 QCシリーズ 総展望

PG1 第11回 クイーンズクライマックス/G3 QCシリーズ 総展望

今年の女子選手による総決算「クイーンズクライマックス」がいよいよ開幕します。今年は遠藤エミ選手がSG制覇。平高奈菜選手がSG優出と女子選手のレベルアップが顕著となりました。

更にクイーンズクライマックスと同時開催となるシリーズ戦も開幕となります。シリーズは6日間で5日目に3つの準優勝戦が行われるオールレディースのような構成。

ただ選考期間内での賞金ランキングが13位から54位のメンバーが集結してるとあってハイレベルな戦いとなります。

様々な路線から集結した決戦の舞台は住之江。グランプリも多数行われたこの地で今年はどんなドラマが生まれるのでしょうか。

それでは注目選手をご紹介していきます。

 

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「競艇展望・住之江」PG1 第11回 クイーンズクライマックス - 概要

開催日:12/26(月)〜12/31(土)
開催地:ボートレース住之江
グレード:プレミアムG1
優勝賞金:1500万円

 

「競艇展望・住之江」PG1 第11回 クイーンズクライマックス - 注目選手

今節注目選手をまずはピックアップ。

クイーンズクライマックスはシリーズ戦を含めて3日目からスタートとなります。

序盤の2日間でしっかりと好モーターを仕上げて全力ムードで挑んでくること間違いなし!

なお、今節の住之江は昼開催なので注意してください!

 

守屋 美穂(4482)

2月のレディースオールスターではファン投票1位に応える形で4コースまくりを決めて優勝した守屋美穂選手。

今年は5回優勝と活躍を見せました。先月のレディースチャレンジカップでは優勝戦で5コースのカドから一気にまくりを狙う果敢な動きも見せるなど、攻めの姿勢が目立っています。

先月の地元優勝もあって勢いをもって臨めそうです。

 

田口 節子(4050)

今年の女子最高勝率を誇る田口節子選手にも注目。

当地は優勝こそ2004年の1回のみですが、通算優出は10回。今年4月の混合戦では最終日打ち切りとなりましたが5戦4勝と相性の良さは変わりません。

断然の行き足で優勝した昨年のクイーンズクライマックスに続く連覇を目指します。

 

高田 ひかる(4804)

初戦から存分に持ち味を発揮できそうな枠となった高田ひかる選手。やはり4カドになるようなら一気呵成にまくりを放ってくるでしょう。

イン逃げやスロー勢の活躍が多い女子戦ですが、高田選手が出走するレースはどのコースでもまくりに出ることが多いため選手もファンも頭を悩ませるのではないでしょうか。

課題のスタートさえ決めれば頂点も見えてきます。

 

注目! 遠藤 エミ(4502)

今年、史上初の女子選手によるSG制覇を成し遂げた遠藤エミ選手。その勢いそのままにグランプリにも初出場をしました。

常に記念レースを戦ってきただけに、今年は地力強化の1年となったでしょう。一方で意外なことに5月に唐津で優勝して以降はFを抱えての後期となっただけに優勝がありませんでした。新期を迎えた11月以降もややスタートは慎重な面を見せており、高田ひかる選手や堀之内紀代子選手がいるレースでは特に集中力を高めたいですね。

コース別成績では1コース1着率70.3%。記念クラスの男子レーサー相手に上々の結果を残しています。外を止めての逃げが多く、相手筆頭は2コース。相手関係にもよりますが、遠藤選手のイン戦は1-2で勝負したくなる傾向です。その他のコースでは近況2.4コースが好調。

2コース1着率31.5%、2連対率57.8%は混合戦を多く走ってる中でかなり高い数字と言えます。4コースも1着率20%に2連対率45%。インは握って2.4コースは的確に差してくるとイメージすると良いかもしれません。

賞金女王女王は決していますが、最後は2度目のクイーンズクライマックス制覇で1年を締め括ることを狙います。

 

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「競艇展望・住之江」PG1 第11回 クイーンズクライマックス - 優勝戦 事前展望

最終日(12/31)12R 優勝戦

2年前のクイーンズクライマックスで6コースから前づけを敢行した⑤遠藤だが枠なりが濃厚。

今節2度のイン戦を勝利している①平高、そして前日の練習中に転覆をしてしまった②田口が昨年に続きインを固めた。

ただ昨年と異なり②田口は転覆の影響で足落ちが懸念されまず①平高が遅れない限りはじか捲りを許すことはないだろう。

毎年クイクラを勝てない③守屋は3コースから外をクルッと回す捲りを狙いこれが決まるかどうかが鍵となる。

全体的にバランスの良い調整となっている④平山は展開を作る足はないがどの展開にも対応できそうなところで、⑤遠藤は持ち味の勝負強さがここでも出るか?

⑥長嶋も決して足は悪くないだけに展開を上手く拾えれば配当アップの使者となる。

 

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「競艇展望・住之江」PG1 第11回 クイーンズクライマックス - 注目モーター

今節使用されるモーターは3月下旬より使用開始されているもので9ヶ月が経過しています。

相場は固まっており、実績機と近況好調モーターを共に見つついくつか紹介していきます。

 

68号機(評価:A+)香川 素子

ここまでの最多7優出を記録するモーターです。優勝こそありませんが、接戦でも勝ち切る出足、行き足・回り足はかなり優秀です。

直前節の三角 哲男選手も優勝戦は道中抜きあげて3着に浮上したのが印象的です。

スタートも決まりやすく伸び型の2選手を除けば誰が使用しても期待できるでしょう。

 

62号機(評価:A+)寺田 千恵

高松宮記念特別競走で太田 和美選手が優勝したモーターです。

初戦6着に敗れましたが、その後予選は3勝2着1回と完璧な立ち回り。優勝戦ではセンター2人にまくられる厳しい展開でしたが波から出ると2艇の内を抜群の行き足で2マーク先取り。そのまま押し切っています。

 

11号機(評価:A)長嶋 万記

6月のオールレディースでは細川 裕子選手が使用して節間の展示タイムは全てトップ。

初夏に活躍が光っていたモーターですが、近況では2節前の深水慎一郎選手がシリーズ5勝と活躍しました。

伸びの評判が高く、ぜひともアノ2選手に引いて欲しいモーターです。

 

32号機(評価:A)平高 奈菜

近況5節で3優出と好調。直前節で重野 哲之選手が優勝したモーターです。

シリーズはオール3連対と安定感も十分です。出足や回り足が上位クラスで3コースからの3連対率が特に高いというデータもあります。

 

30号機(評価:A)平山 智加

初おろしでは上田龍星選手がいきなりの優勝。

近況は目立った成績ではありませんが、18月のヴィーナスシリーズでは中谷 朋子選手が初日連勝発進しています。

ここまでの3周タイムは最速かつダントツの1.46.7。スピードをフルに活かしたいところです。

 

10号機(評価:)田口 節子

これまで優出や優勝のないモーターですが、2連対率は6位の41.2%としぶとさが売りのモーター。

直前節では転覆もあり、どの程度の仕上がりか気になるとこですが、初優出や初優勝がトレンドの今年とあって気になる存在です。

 

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「競艇展望・住之江」G3 第11回 クイーンズクライマックスシリーズ - 概要

開催日:12/26(月)〜12/31(土)
開催地:ボートレース住之江
グレード:G3
優勝賞金:1500万円

 

「競艇展望・住之江」G3 第11回 クイーンズクライマックスシリーズ - 注目選手

今節注目選手をまずはピックアップ。

選考期間内での賞金ランキングが13位から54位のメンバーが集結してるとあってハイレベルな戦いとなります。

三浦 永理(4208)

第1回の賞金女王決定戦で優勝した三浦 永理選手から。

今年序盤は優出ラッシュとなりましたが、3月の宮島で優勝して以降はF休みなどもあり不完全燃焼。しかし、直前節の三国は3コースから外を止めながらまくり勝ちという内容の濃いものでした。

この大会は優勝ありフライングありと良くも悪くも印象深シリーズで決定戦でなくとも人一倍想いは強いでしょう。

 

藤原 菜希(4623)

今年優勝4回とキャリアハイの活躍を見せた藤原 菜希選手。

阿波勝哉選手の弟子で当初はスタートからの攻めがよく見られましたが、今年の優勝は差し3回に抜き1回。全て偶数艇での優勝と差し技にも磨きがかかっています。

今年は淡水の水面で3回優勝。住之江ならば期待出来るでしょう。

 

實森 美祐(4963)

今年のレディースチャンピオンでは初優勝をG1で一気に決める勢いのあった實森 美祐選手。

しかし、優勝戦では地元の平山智加選手の前づけで100m起こしになるとスタート勘を乱してフライング。大波乱となりました。

F休み明けの丸亀は.20台のスタートも目立ち影響を感じます。それでも住之江は連続優出中。夏の汚名返上に燃えているでしょう。

 

注目!松本 晶恵(4399)

当初最有力候補と予想していた鎌倉 涼選手が昨年に続いて欠場となることが発表され誰を注目候補に挙がるか悩みましたが群馬支部の松本 晶恵選手を取り上げたいと思います。

2016年、2017年とクイーンズクライマックスを連覇。昨年はシリーズ優勝戦で1号艇にも乗るなど関東の女子戦線のエース的存在にもある選手。

しかし、近年は何度も優勝に手が届きそうで届かない悔しいレースが続き前期には屈辱のA2落ちも経験と松本選手にとって苦しい日々が続いていました。

そしてこのシリーズ直前に行われた女子戦にて2年1ヶ月ぶりという長く苦しい戦いに終止符を打つことが出来ました。

レース後には優勝できない苦しい日々の中でも応援を続けてくれたファンへの思いと感謝を口にした松本選手。年明けからはA1へ再び昇格が決まっており完全復活を果たしたかつてのクイクラVレーサーが更なる弾みをつけるべく年末の最後の戦いへ向かいます。

 

全出場選手一覧はコチラ(オフィシャルサイト)

 

「競艇展望・住之江」G3 第11回 クイーンズクライマックスシリーズ - 優勝戦 事前展望

最終日(12/31)11R 優勝戦

進入が読めないのが地元の⑥落合。初日の段階から大して足が良い感じがしなかったがなんとか優出までこぎつけた。

ただ仮に進入から前付けに出た場合でもそれに自身が対応できる能力があるのかは疑問(まったく前づけなど普段しない選手のため)であり、この⑥落合が枠なりであればまずよくて3着、軽視が妥当でよいだろう。

人気をかぶりそうなのが①渡邉。そして3コースから強烈な一撃を連発している③西岡だろう。ただ③西岡は日に日にそれが相手にもマークされつつあり舟権の妙味も薄くなってきている。

そうなると狙いは②金田。スリット付近の強烈な足は光るものがあり元々はコース関係なく内から差してくるのが上手い選手。

③西岡が1マークで外に張るような形の捲りを決めてきて①渡邉もこれを警戒するような形になればスペースが生まれたところをズバッと差し切ってくる。

 

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1-2=345/2-14-1346(計12点)

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「競艇展望・住之江」G3 第11回 クイーンズクライマックスシリーズ - 注目モーター

今節使用されるモーターは3月下旬より使用開始されているもので9ヶ月が経過しています。

相場は固まっており、実績機と近況好調モーターを共に見つついくつか紹介していきます。

21号機(評価:A+)水野 望美

近況3節で2度の優出があるモーターです。前々回は濱野谷 憲吾選手でG1の優出しています。

直前節の地元若手松井 友汰選手も初日連勝と気配は依然として好調。シリーズ戦に使用されるならば最注目の存在です。

 

55号機(評価:A)日高 逸子

初おろしから連続優出、10月には2連続優勝したモーターです。

近況では3枠からの勝利が目立っており、過去4節の6勝中では逃げ1回、まくり4回、まくり差し1回と主に伸びを目立たせている印象です。

 

52号機(評価:A)佐々木 裕美

2節前に谷野 錬志選手が優勝したモーターです。

時おりスタートを逸するシーンがありますが、それでも波から出てくる出足や行き足は見どころ十分。

スタートや伸びが底上げされればシリーズ戦ではより上位の仕上がりとなります。

 

69号機(評価:A)山下 友貴

直前節で宮野 仁選手が優出したモーターです。

これまでは中堅上位あるかないかでしたが、気温が冷え始めた10月から行き足が上昇。とくに12/12の優勝戦では際立ってスタートの雰囲気が良かったため大敗しましたが注目しています。

 

24号機(評価:B+)使用なし

10月に大豆生田 蒼選手が、11月の高松宮記念特別競走で椎名 豊選手が優出したモーターです。

行き足から伸びが目立ちますが、直前節では小回りも効く2コースからの戦いも見せていました。

 

22号機(評価:)勝浦 真帆

優出1回と目立たないモーターですが、2節前の優勝戦ではF艇を差しから捉えんばかりの行き足を見せています。

直前節の4日目には転覆しておりその影響が心配されますが、順調ならばシリーズ戦では上位の力があるモーターです。

 

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「競艇展望・住之江」PG1 第11回 クイーンズクライマックス/G3 QCシリーズ - まとめ

2月のG2レディースチャンピオンは4コースまくり、8月のレディースチャンピオンが4コースから恵まれ、11月のレディースチャレンジカップは6コースからまくり差しと今年の女子グレード競走は波乱の連続となっています。

シリーズ戦に関しても過去にはシリーズ戦で初優勝を決めた選手もいて、G3戦ではありますが普段とは一味違う熱いレースが繰り広げるられます。

最後にティアラを輝かせるのはどの選手となるか非常に楽しみですね。今年最後のビッグレースもどうぞお楽しみに。

 

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