無料予想・展望「第39回 G1 マイルCS」
白毛馬か?素質馬か?はたまた新興勢力か?
11月20日(日)阪神競馬場にて「第39回 G1 マイルCS」が実施される。
世代と性別を超え国内のマイル馬が阪神競馬場に集結して行われる注目のG1。
この秋最大目標としている陣営も多く文句のない仕上がりで実力馬同士が激突すること間違いなし!
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「競馬展望・阪神」第39回 G1 マイルCS - 概要
開催日:11/20(日)15:40(11R)
開催地:阪神競馬場
条件:芝1600m(外)・3歳以上(混合)
グレード:G1
優勝賞金:1億3千円
「競馬展望・阪神」第39回 G1 マイルCS賞 - 注目馬
注目馬をまずはピックアップ。
牡馬と牝馬のマイル王者を中心に実力が拮抗。
短期免許の外国人も数多く来日しており激戦の気配が漂います。
ソダシ(吉田 隼)
今年の5月のG1ヴィクトリアマイルで通算3度目のG1勝利を挙げた白毛馬のソダシ。
阪神芝1600mは2歳時の阪神JF、3歳時に桜花賞を勝利した好相性の舞台。
昨年はまだ距離適性がはっきりしてなかったこともあってこの舞台を回避しダート路線を選択。
しかし今年に入りマイル適性が強くなってきたことから陣営は秋の最大の舞台としてこのレースを選択してきました。
札幌記念、府中牝馬Sといずれも最後は距離の壁で明らかに止まってしまうレースを続けているだけにベスト舞台であるワンターン1600m条件で4つ目のG1タイトルとなるか?
シュネルマイスター(ルメール)
3歳時にNHKマイルでG1タイトルを獲得し昨年はこのレースで2着と好走。その際に負けたのは最強牝馬であるグランアレグリアだったことを考えるとこの結果も仕方ないといえるだろう。
迎えた2022年はドバイで惨敗に終わり挑んだ安田記念では後方から末脚を伸ばすも今度は同期の牝馬であるソングラインにG1タイトルのタイトルを譲る2着に敗れてしまった。
秋初戦のスプリンターズSは鞍上の横山 武が調教時から不満連発の仕上げの悪さと明らかな距離適性により惨敗からの一戦。
ハイペースな流れを経験した刺激をこの舞台で生かすか?はたまた馬の自信を喪失させる悪循環を起こすのか真価が試される。
セリフォス(レーン)
2歳時から強烈な末脚を武器に重賞を3勝しているセリフォス。
前哨戦であるG2富士Sでも道中で前が壁になるシーンがありながらも最後は突き抜ける快勝からの良い流れでこの舞台を迎える。
しかしG1のタイトルとは縁が遠くこれまで朝日杯FS、NHKマイル、安田記念といずれも人気を背負いながら期待に応える走りが出来ていない。
今回は鞍上に短期来日中のD.レーンを配置しての一戦。
前哨戦で好走をするとそこからの出来落ちを起こすことでも有名な中内田厩舎の馬ということで前走からの上積みは疑問が残るもサリオスを復活させた鞍上の手腕にも注目が集まる。
注目! サリオス(ムーア)
体質の弱さとメンタルや肉体どこかに毎回のように問題を抱えながらマイルと中距離どちらでも器用貧乏のようなレースが続いているサリオス。
2歳時に同舞台の朝日杯FSでG1タイトルを獲得すると3歳時には皐月賞、ダービーでは3冠馬のコントレイルに次ぐ連続2着と好走し毎日王冠でG2を勝利してマイルCSへ挑むも惨敗に終わった。
昨年も直線で見せ場を作るもやはり結果は芳しくなく3度目の正直となる一戦を迎えます。
前走の毎日王冠は内から鋭く突き抜けると最後は鞍上の松山の風車ムチの動きに応える走りで改めてポテンシャルの高さを証明。
世界の名手であるR.ムーアとのコンビで約3年ぶりとなるG1タイトルの獲得となるでしょうか?
「競馬展望・阪神」第39回 G1 マイルCS - 事前展望
11/20(日) 第11R
左から 枠番・馬番・馬名(騎手)
1 ① マテンロウオリオン(横山 典)
1 ② ウインカーネリアン(三浦)
2 ③ ダノンザキッド(北村 友)
2 ④ シュネルマイスター(ルメール)
3 ⑤ サリオス(ムーア)
3 ⑥ ソダシ(吉田 隼)
4 ⑦ ジャスティンカフェ(福永)
4 ⑧ ロータスランド(岩田 望)
5 ⑨ ピースオブエイト(C.デムーロ)
5 ⑩ セリフォス(レーン)
6 ⑪ ソウルラッシュ(松山)
6 ⑫ ホウオウアマゾン(坂井)
7 ⑬ エアロロノア(武)
7 ⑭ ベステンダンク(藤岡 佑)
8 ⑮ ダノンスコーピオン(川田)
8 ⑯ ハッピーアワー(川又)
8 ⑰ ファルコニア(池添)
コメント
逃げるのは間違いなくベステンダンク。この馬は10歳という年齢とは対照的にハイペースでラップを刻んで逃げる競馬をしてくるので単騎で逃げても最後まで見せ場を作る可能性がある。
ただし阪神の外回り条件は直線も長いので差し勢は台頭してくるだろう。後はその差し馬が内から来るか?外から来るか?という点。
阪神は先週のイメージからどうしても外が優勢と思われるが馬場が悪くても内が伸びるのが阪神の特徴で土曜日も内からの差しが決まっていた。そうなると外外を回って大外をぶん回す馬というのは単なる距離ロスとなり器用に立ち回って直線にスムーズに持ち出せる差し馬が馬券の軸としては最適か?
以上の点からを◎軸として相手は広めに3連複で狙ってみたいと思う。
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「競馬展望・阪神」第39回 G1 マイルCS - 注目情報
東京芝1600m戦と連動
通常は京都競馬場を利用して行われるマイルCSだが馬場改修中の現在は阪神競馬場の外回りコースを利用して開催される。
京都開催時のマイルCSは最後の直線が平坦コースの外回りで東京で春に行われる安田記念と連動しないと言われ続けており春秋マイルG1制覇は困難と言われてきました。
しかし昨年、一昨年とマイルCSでは安田記念を勝利した経験のあるグランアレグリアが連覇、昨年2着のシュネルマイスターは春の3歳マイル王を決めるNHKマイルにて1着、安田記念でも3歳馬ながら3着と奮闘(翌年の安田記念では2着)
2年前2着であるインディチャンプも過去に安田記念を制覇しており3着のアドマイヤマーズはNHKマイルで勝利を挙げている。
このことからもわかる通り阪神開催になってからはこれまでの京都開催とは対照的に東京1600mマイル戦での好走実績が大きく連動をしており今年もこの傾向が強く反映されるレースとなることが推測される。
阪神1600mのG1を2勝し今年のヴィクトリアマイルを勝利しているソダシ、東京1600m戦での好走実績が豊富なシュネルマイスター、富士Sを勝利しているダノンザキッド、今年のNHKマイル覇者のダノンスコーピオンなどその候補は複数いるものの軸や馬券を組み立てる上で重要な傾向となりそう。
馬場状態に騙されない
先週のエリザベス女王杯は極端な外差し傾向により2年連続で波乱の決着となった。
先週の傾向を見ているとどうしても外差しや外枠の馬を狙いたくなるのが当然の流れであるが、阪神競馬場は近年極端に馬場の内側が伸びやすく逃げ、先行馬が有利な傾向が強い。
昨年のマイルCSも比較的に真ん中から内を走った馬がレースを有利に進めており一昨年は大外枠を引いたサリオスが終始外を回され直線でも距離のロスが大きく響いた。
1周競馬となり道中での仕掛けが重要となる阪神内回りの2200m戦と異なり長い直線での瞬発力勝負となるワンターン外回りの1600戦では状況がまったく異なる部分を忘れてはいけない。
ただし今年のG2マイラーズCが良い例だが天候不良により馬場状態が悪化すると外差しが決まりやすくなるので当日の天気は要チェック(阪神は馬場の回復が物凄く早いので前日が雨で当日が晴れであれば良馬場を想定をしたほうが良い)
どうなの3歳勢?
毎年この時期になると語られるのが3歳勢のレベルが高いかどうかという点。
特にこのマイルCSは3歳馬が人気を被りやすくその期待に応えたり裏切ったりというのは毎年の風物詩ともなっている。
まず今年の3歳勢のレベルについては去年よりは個人的には高いと見ている(ここ数年で一番レベルが低いと感じているのは現5歳世代の3歳時)
先週のエリザベス女王杯の2着と好走したライラック、天皇賞(秋)を勝利したイクイノックスや3着だったダノンベルーガ、スプリンターズSで2着と激走を見せたウインマーベル、そしでレベルの差を覆すのが困難なダート路線ですらその傾向に逆らう馬が続出するなどこの秋はそれを裏付けシーンを多々見る。
もちろんカテゴリーごとにその強さというのは異なるので一概には言えないかもしれないが明らかな仕上がり途上だったダノンスコーピオンが3着に終わった前走の富士Sでも勝ち馬の同じく3歳馬であるセリフォスとは斤量2kgの差がありながら0.1秒差と接戦を演じている。
更に古馬を含めた4着以下とは明らかに力の差があったことから斤量差が無くなり使った上積みのある今回は古馬をまとめて飲み込むシーンも期待できる。
更にそのダノンスコーピオンとは春のNHKマイルで大接戦を演じたマテンロウオリオンは中間のアクシデントから適性外のスワンS(阪神1400m内回り)での惨敗という事で見直しは可能であり人気を落としそうな今回は強烈な一撃で波乱を呼び込む可能性も?
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「競馬展望・阪神」第39回 G1 マイルCS - まとめ
11月も後半に入り来週はいよいよジャパンカップ。
これが終わると年末総決算である有馬記念にも残り1か月となり年末の競馬戦線はいよいよ過熱を帯びてくる。
11月に入り波乱連発の重賞戦線に泣いている人もそろそろここで取り返していい流れへ持ち込んでいきましょう!
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