開設70周年記念 G1 児島キングカップ 展望
ボートレース児島では10月16日より開設70周年記念 G1 児島キングカップが開催されます。
10月に開催されるG1としては最後のシリーズとなります。期末の勝負がけの最中であり、チャレンジカップを見据えた賞金争いも大詰めと激しい攻防が期待されます。
そんなこの時期に行われるのがボートレース児島の周年記念です。勝負の時期に活躍を期待する注目選手を挙げていきます。
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「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - 概要
開催日:10/16(日)〜10/21(金)
開催地:ボートレース児島
グレード:G1
優勝賞金:1,000万円
「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - 注目選手
今節注目選手をまずはピックアップ。
いずれも予選突破はもちろんのこと優勝候補として最終日までレースの内容が注目されます。
白井 英治(3897)
まずは白井 英治選手から。
SG優勝戦Fがあり、次節に予定されていたボートレースダービーからはSGに出場出来なくなっていますが、気迫で勝ち取った徳山周年もあって現在は賞金ランク4位とグランプリ出場を手繰り寄せています。
当地は昨年のグランドチャンピオンでも優出、G3戦も予選トップで優勝と活躍しており、ここでも更なる上積みが期待できます。
桐生 順平(4444)
当地で行われた2017年のボートレースクラシックで優勝しているのは桐生 順平選手。
地元に近い平和島周年ではなくこちらに斡旋があったということはそれだけ児島に期待されてのものでしょう。
近況もG1で連続優出と引き続き好調ムード。昨年の69周年の準優勝以上を狙っての参戦です。
菊地 孝平(3960)
意外なことに静岡支部の菊地 孝平選手が児島を得意としています。
通算の勝利数でも24場中3位、1着率は地元・浜名湖に次ぐ2位の35.7%とデータとしてもきっちり出るほどです。優勝した68周年からグランドチャンピオン、更に昨年の69周年とビッグレースは3連続優出と地元選手並に活躍。
グランプリの2nd発進を狙って残り2節でフルダッシュです。
注目! 茅原 悠紀(4418)
全国のエースが地元の周年を獲得している中で意外にも地元である児島周年を獲得していないのは茅原 悠紀選手。
近年はその半数以上で優出を繰り返していますが、あと一歩獲得に届いていません。今年は勝負のこの時期とあって、かなり優勝に向けて勝負気配が高そうです。
今年の優勝は一般戦での2回のみ。G1優出でも確定板に乗れず、最終決戦のチャレンジカップもF休みとなりそうで賞金加算が必須な状況の39位です。是が非でも結果が欲しい地元周年となるでしょう。
コース別成績では1コース1着率は82.7%とかなり高くなっています。この時の相手としては2コースより3コースの成績が高くなっており、また3連対率にすると4コースが最も高いというセンター勢が優勢の傾向があります。
2日目ドリーム戦でイン戦が予定されているだけに覚えておきたい傾向です。茅原選手の2コースから4コースの成績は高い安定感が魅力で、特に2.3コースの3連対率は近況80%を超えるほどのもの。
となれば優勝への鍵は外枠から着取りをまとめられるかという点になりそうです。目指すは児島キングカップ初制覇。
「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - ドリーム戦 事前展望
1日目(10/16)12R キングドリーム 出場選手
①白井 英治(山口)
②吉田 拡郎(岡山)
③湯川 浩二(大阪)
④桐生 順平(埼玉)
⑤篠崎 仁志(福岡)
⑥辻 栄蔵(広島)
コメント
⑥辻が動き出さない限りは枠なりのレースが濃厚。
そうなると①白井が底まで簡単にやられるシーンというのは考えにくい。それをアシストするのが②吉田の存在。
2コースの3連対率が90%を超えるように逃げを残しつつ自身もしっかりと差し込める安心感がある。
③湯川は得意の3コースで捲るには相手が悪すぎるがこの両者の間を狙うのもかなり難しいため少し印を下げる。
④桐生はカドから飛び出せば波乱の目もあるが・・・?
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2日目(10/17)12R ガァ~コドリーム 出場選手
①茅原 悠紀(岡山)
②田村 隆信(徳島)
③石野 貴之(大阪)
④菊地 孝平(静岡)
⑤西山 貴浩(福岡)
⑥片岡 雅裕(香川)
コメント
さすがにこのレースは①茅原に磐石のムードが多々用。初日の連勝でのスタートは地元G1制覇への強い思いも感じる。
そうなると相手探しのレースとなりそう。③石野は②田村と横並びになれば捲り差し狙いになるので外に開いて間を伸ばしていく。
④菊地は一度スタート付近で減速を入れてスタート。③石野が開いたところを内へスッと入れる。
アウト勢の両者は④菊地が最初から差し狙いだと出すところが無いのでどこまで奮闘できるか?
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「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - 優勝戦 事前展望
最終日(10/21)12R 優勝戦
①松田 祐季(福井)
②石野 貴之(大阪)
③菊地 孝平(静岡)
④桐生 順平(埼玉)
⑤是澤 孝宏(滋賀)
⑥山崎 郡(大阪)
コメント
節間前にまったく想定もしていなかった選手達が残った今節の優勝戦。
かつてのヤングダービー王者が記念初制覇へ向けて絶好枠を獲得。
萩原 秀人や今垣 光太郎に続くと言われ長年燻り続けた①松田強力メンバーを相手にどのような走りを見せるか?
実績上位の②石野、③菊地、桐生はそれぞれの技と抜群のスタートを武器に逆転優勝を狙う。
ただあまりにレベルの高いメンバーが内から真ん中を固めたことでそれぞれが壁になるようだと①松田の逃げ展開へ流れが向いていく可能性もある。
⑤是澤、⑥山崎の両者は誰かの仕掛けがさすがに必要となる。イン逃げ展開で2着を奪うとすれば1マークでどこかが空いた際に上手く突いていけるか?
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「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - 注目モーター
今節使用されるモーターは今年1月に使用開始となったもので9ヶ月が経過しています。
エース機も存在していますが、整備などによって近況でも動きのいいモーターがありますので、総合的に判断しながら注目機を挙げていきます。
58号機(評価:A+)
連対率では8番目の44.5%ですが、エース候補のモーターと言えるでしょう。
7月には吉田 俊彦選手が優勝戦で敗れたとはいえ6連勝を記録。前々節のG3戦では大池佑来選手が抜群の行き足で優勝しています。
外からのまくり差しも決まる回り足も十分にあります。
50号機(評価:A+)
これまで最多タイの8回の優出があるモーターです。2連対率もトップの53.5%と実績を残しています。
8月末より開催のG2戦でも佐賀の若手・定松 勇樹選手が優出しています。
近況はアクシデント続きですが、直前節の行き足などを見るとそれほど影響はなさそうでエース機らしい動きに期待します。
52号機(評価:A)
前々回使用した平山 智加選手が混合戦で優勝しているモーターです。
行き足抜群に2コースまくりを決めるなど加速感が十分。優勝戦でも内外から迫られましたが、ターン出口からの勢いの違いで押し切り成功しました。
記念クラスでは好まれるような足かもしれません。
46号機(評価:B+)
優出回数最多タイの8回のモーターです。近況3節で2回の優出と好調ムード。
3節前には3日目から優勝戦前まで4連勝を記録。シリーズを準優勝としました。
近況ではスタートが決まっており、スリット付近の足は魅力的です。
27号機(評価:注)
ここまでの3周タイムの最速を記録しているモーターです。
気になる点としてフライング後でも結果を残しているところを挙げます。
これまでもスリットタイミングを合わせるのが難しいものの伸びに関しては抜群というモーターはこのような傾向があり、このモーターに関しても優勝1回には留まらないパワーを感じています。
2節前に整備巧者の赤岩 善生選手が使用していることから、下準備も万全と見ます。
「競艇展望・児島」開設70周年記念 G1 児島キングカップ - まとめ
様々な勝負がけとなる今シリーズ。
今回も紹介した注目選手たちにはもちろん活躍を期待したいところですが、今回の舞台はボートレース児島。
瀬戸大橋の向こうには丸亀、お隣は宮島と干満の差がある水面では同じような特徴ある選手が活躍しがち。
そういった面から支部にフォーカスを充てて予想しても面白いかも知れません。
ボートレースダービー前最後の1節間をどうぞお楽しみに。
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