「競艇展望・住之江」G1第48回高松宮記念特別競走-事前レース展望

「競艇展望・住之江」G1第48回高松宮記念特別競走-事前レース展望や注目モーター紹介

【G1第48回高松宮記念特別競走(9/3～9/8)】

ボートレース住之江では9月3日よりG1第48回高松宮記念特別競走が行われます。
ダイヤモンドカップは開催場が毎年各地で行われておりますが、全国で唯一、周年記念以外で開催場が固定されているG1がこの高松宮記念特別競走。
競馬の高松宮記念や競輪の高松宮記念杯競輪など、スポーツに対する活動を行っていた高松宮殿下の名がつくビッグレースは他の競技にも存在しています。
年度に2回の住之江のG1ですが、太閤賞は来年のため、今年は年末までこの1回きり。
2020年のメッカ住之江でのG1をどうぞお楽しみに！

 

「競艇展望・住之江」G1第48回高松宮記念特別競走-注目選手

近況好調ムードあり 大阪のドン 久々の地元のG1制覇へ 松井繁

前節ボートレースメモリアルでは減点がありながらも準優進出とし、終わってみればシリーズを通してオール3連対としていた松井繁選手。
その前のびわこ周年でも機力やや劣勢と見られながら予選はトップ通過で優出までたどり着いています。
そのあたりを考えれば好調とも言える松井選手。近3年はG1制覇の回数も減っておりますが、まだまだ衰えてはいません。地元G1制覇は2014年が最後で、そろそろタイトルが欲しい頃ではないでしょうか。

 

今年の近畿地区戦覇者 こちらも狙う久々の高松宮 太田和美

直前のメモリアルでは6枠での準優滑り込み。その準優でもしぶとさを見せ3着とした太田和美選手。
今年は近畿地区戦制覇のあと下関周年でフライングを喫しましたが、休み明けにいきなり優勝。
夏場には福岡、常滑と連続優出もしこちらもリズムは上々です。
高松宮記念は3度の優勝もあり縁あるタイトル。当地優勝も2016年から遠ざかっていますが、久々の優勝を狙いたい今節です。

 

今年記念V2 ナイターSGも2連続予選クリア 7年振り高松宮制覇へ 湯川浩司

今年は琵琶湖G2に蒲郡周年と春先に活躍が光った湯川浩司選手。
オールスターにメモリアルとナイターで行われた2つのSGでは共に予選突破としていました。
中でも当地で行われたオールスターは準優3着と優出まであと1歩の悔しい結果に。
その後、GWシリーズ以降は優出から遠ざかってますが、湯川選手も高松宮記念の覇者。
地元での活躍が期待されます。

 

SG優出あった水面で 成長を見せたい大阪Ｎｏ．1の若手 木下翔太

 

昨年末のグランプリシリーズ戦。木下翔太選手は巡ってきた優勝戦1枠で優勝なったかと思われたが、2マークで気持ちが入りすぎたかまさかの地元で転覆。
色んな意味で痛い想いをしたはずです。
それにも屈せず今年は正月シリーズ優勝から始まり、イースタンヤングも制覇。6月の大村周年でも優出とするなど大阪支部の若手のなかでは常にトップクラスの戦いをしています。
今節は強豪揃いとなりますがその中で成長した姿を見せることが出来るでしょうか。

 

準地元水面で賞金加算へ 今年は春だけじゃない 吉川元浩

昨年はクラシックとオールスターの連覇がありながら年末までには賞金ランキングで捕まってしまった吉川元浩選手。
今年もクラシック連覇と好調な滑り出しでしたが、オーシャンカップで2位に後退となってしまいました。
しかし、直前のメモリアルで優出と今年はFもなくこの先も期待できる状況。
更に、前回当地で優勝戦1枠からまさかの転覆もあり、名誉挽回を期す今シリーズ。夏から秋に向けての吉川選手も注目となりそうです。

 

艇界トップの高速ターンが最大の武器 硬い水面も攻略なるか 馬場貴也

今年は前半優勝がなく、やや苦しんでいた印象もあった馬場貴也選手。
しかし6月の下関でオール2連対で優勝すると、7月末からの地元びわこ周年では優勝戦5コースから絶品のまくり差しで涙の優勝。
メモリアルでもきっちり予選は突破と近況は気分よく走れているのではないでしょうか。
当地は昨年末のグランプリで決定戦からは脱落したものの、シリーズ戦に回って準優、優勝戦と2連続のまくり差しで2度目のSGを制覇した舞台。
今節はどんなまくり差しが見られるかも注目したいところです。

 

「競艇展望・住之江」G1第48回高松宮記念特別競走-そのほか注目選手

その他、地元の大阪勢には今年の勝率が7点台後半と好調の西村拓也選手や優出回数を2ケタとしている秦英悟選手に権藤俊光選手。
大舞台での活躍がそろそろ欲しいSGレーサーの丸岡正典選手に、若手の上昇株の上田龍星選手ら総勢11名が登場予定。
対する遠征勢では当地のSGやG1を制している濱野谷憲吾選手に山崎智也選手といったベテランや、当地5月のオールスターで初のSG制覇を果たした篠崎仁志選手に今節に登場する大阪勢3人を相手に三国のG3を制して乗り込む深谷知博選手といった中堅どころも多彩なメンバーが登場。
6日間の夜の熱き戦いをどうぞお楽しみに。
➡全出場選手一覧はコチラ(オフィシャルサイト)

次に注目モーターを挙げていきます！

 

 

「競艇展望・住之江」G1第48回高松宮記念特別競走-注目モーター

今節使用されるモーターは3月に使用開始されたもので、ここまで半年が経過しています。
依然として2連対率が60％を超えるエース機に、優出7回の2機と上位はハイレベルな争い。
それ以外も高い数字のモーターは多く存在します。
今年はお盆シリーズが施設内消毒の影響で中止となったため参考には出来なかったので、近況の動きや3ヶ月ほど経ちましたがSGオールスターでの活躍があったモーターについて紹介していきます。

・83号機
2連対率63％超え、優勝4回とエース機と言いきれる成績を残しているモーターです。
6月末には丸野一樹選手が3コースまくり差しで鮮やかに優勝。
7月は連続で優出を逃していますが、直前節で南佑典選手もドリームを除けば準優まではオール3連対と夏場でも動くことを証明。
今節も注目のモーターです。

・59号機
2連対率は83号機に次ぐ2位。
しかし優出回数は同じく7回と好調を維持しながら使われています。
オールスターでは平本真之選手で準優勝。
また6月のシリーズでは地元の橋本健造選手がかなりの伸び足で優出。直前節では藤原啓史郎選手が伸びや周り足と1枚上の仕上がりで優勝しています。

・20号機
オールスターで篠崎仁志選手が優勝したモーターです。
その後5節続けてB級の選手が使用で優出はなし。
予選突破も2回のみと幾分物足りなさは感じますが、直前節の冨田秀幸選手がスタートは遅めながら外枠から連対するなど良化の気配はありました。

・58号機
オールスターで徳増秀樹選手が予選で1走を除きオール2連対としていたモーターです。
6月末のG3でも準優アクシデントとはなりましたが開幕3連勝から始まる好成績で、7月の女子戦では土屋南選手が4カドまくりでデビュー初優勝を果たしています。以前は出足強烈のイメージがありましたが、最近では伸びもついてきている印象です。

・80号機
ここまで2度の優出のみと目立ちませんが、直前節で動きがよかったこのモーターにも注目します。
使用した中山将選手はF持ちで0台のスタートは1度でしたが、スタートタイミングを平均すると3番手以内におさめています。
スリットから伸び返しもあり、準優では捲られはしたものの、開いたスペースから握り込むとしっかり反応がありました。
B級の選手使用が多いモーターだけに更なる上昇があるかもしれません。

これらに加えて、出足上々で直前節の初日は6コースからの勝利があった32号機、GWシリーズ優勝など成績に波はありますが優勝2回の31号機と、以上7機に注目してみます。

開催が非常に楽しみです。
以上、G1第48回高松宮記念特別競走レース展望でした。

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